エクセルで大量のデータから特定のデータを探しだすときに便利なのが、「フィルター」という特定の条件でデータを絞り込める機能になります。
正しい手順でフィルターを設定しても、様々な原因によってフィルターがかからないことがあります。
そこでこの記事ではExcel(エクセル)でフィルターがかからない原因と対処法について、初心者にも分かりやすく解説していきたいと思います。
エクセルでフィルターを設定する方法
最初にエクセルでフィルターを設定する手順を解説しておきます。
まずはフィルターを設定したい表をどこでもいいのクリックして、セルを選択した状態にします。
表内のセルを選択した状態で、データタブにあるフィルターのボタンをクリックします。
以上の手順で、選択した表の表頭にフィルターのタブを追加することができました。
より詳しい解説については、こちらの「エクセルのフィルターの使い方を徹底解説」をご覧ください。
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エクセルでフィルターがかからない原因と対処法
本来であれば上記で紹介した手順でフィルターを設定できますが、表の作り方によってはフィルターがかかららないことがあります。
エクセルでフィルターがかからない場合、考えられる原因は以下の通りです。
- データの項目名が入力されていない
- 表の上下左右に空白セルがない
- ファイルが保護ビューになっている
- 統合したセルがある
- 1行または1列の空白がある
- 複数のシートを選択している
データの項目名が入力されていない
表の見出し部分に項目が入力されていない表は、フィルターを設定することができません。
正しい手順で設定してもフィルターがかからない場合は、見出しの項目名が入力されているかをチェックしてみましょう。
表の上下左右に空白セルがない
表の上下左右に空白セルがない場合は、表として認識されないためフィルターを設定することができません。
正しい手順で設定してもフィルターがかからない場合は、上下左右に空白セルがあるかをチェックしてみましょう。
ファイルが保護ビューになっている
ファイルが保護ビューになっている場合、ファイルを編集できないためフィルターを設定することができません。
保護ビューを解除したい場合は、編集を有効にするのボタンをチェックするだけです。
正しい手順で設定してもフィルターがかからない場合は、保護ビューになっていないかをチェックしてみましょう。
統合したセルがある
統合したセルが表内にある場合は、フィルターを設定することができません。
正しい手順で設定してもフィルターがかからない場合は、統合したセルがないかをチェックしてみましょう。
1行または1列の空白がある
表の途中に1行または1列の空白がある場合は、表が正しく認識されないためフィルターを設定することができません。
正しい手順で設定してもフィルターがかからない場合は、1行・1列の空白セルがないかをチェックしてみましょう。
ちなみに一部のセルだけであれば空白があっても問題ありません。
複数のシートを選択している
複数のシートを選択している状態だと、表が正しく認識できずにフィルターを設定できません。
フィルターがうまくかからない場合は、設定したい表のみを選択している状態かを確認してみてください。