エクセルで設定できるチェックボックスは、関数を組み合わせることでさらに便利に使うことができます。
この記事ではExcel(エクセル)のチェックボックスと関数を組み合わせた方法ついて、詳しい手順を解説していきたいと思います。
チェックボックスを設定する方法については、こちらの「エクセルのチェックボックスの使い方」を参考にしてください。
定時でカエルエクセルのチェックボックスの使い方を詳しく教えてください!オフィスうさぎこの記事ではエクセルのチェックボックスを作成・編集・削除する方法など、チェックリストの詳しい使い方について解説してい[…]
エクセルでチェックボックスと関数を組み合わせる
エクセルでチェックボックスと関数を組み合わせることで、チェックボックス単体ではできない様々なことができるようになります。
例えばCOUNTIF関数と組み合わせれば、チェックボックスにチェックをつけた数を自動的に集計することができます。
またIF関数と組み合わせれば、チェックがついているかどうかで表示する文言を切り替えることも可能です。
さらにSUMIF関数などど組み合わせれば、チェックボックスにチェックがついた項目だけの合計値を算出することも可能です。
エクセルのチェックボックスで関数を組み合わせる方法
ここからは、エクセルのチェックボックスと関数を組み合わせる方法を解説していきます。
今回は「COUNTIF関数」「IF関数」「SUMIF関数」の3つの関数とチェックボックスを組み合わせる手順をご紹介します、
まず最初に事前準備として、すべての手順に共通する「チェックボックスとセルをリンクする設定」を解説していきます。
まずはチェックボックスを右クリックで選択し、表示されるメニューからコントロールの書式設定をクリックしてください。
設定画面が表示されるのでコントロールタブをクリックし、値をオンにしてリンクするセルのボックスをクリックします。
チェックボックスと同じ行にある空白セルをクリックし、設定画面のOKをクリックします。
すると選択したセル内に、TRUEまたはFALSEという値が表示されます。
他のチェックボックスも同様に。上記手順で設定すれば完了です。
COUNTIF関数でチェックボックスを集計する方法
チェックボックスとCOUNTIF関数を組み合わせることで、チェックボックスを自動的に集計する方法をご紹介していきます。
ここではチェックがついた数を集計することで、買い物リストの中で何品購入しているかを表示させたいと思います。
チェックボックスでチェックの数を集計したい場合、指定した値と同じセルが何個あるかを数えることができる「COUNTIF関数」を使います。
COUNTIF関数は「第1引数に対象範囲/第2引数に集計したい値」を入力することで、範囲内に指定した値が何個あるかを集計することができます。
ここでは集計結果を表示したいセルに、=COUNTIF(E3:E7,TRUE)という式を入力しています。
チェックボックスにチェックがつくとTRUEと表示されるため、チェックの数=TRUEの数となっています。
IF関数でチェックした項目に指定の文言を追加する
チェックボックスとIF関数を組み合わせることで、チェックボックスにチェックをつけると特定の文言を自動で追加する方法をご紹介していきます。
IF関数の詳しい使い方については、こちらの「世界一分かりやすいエクセルの『IF関数』の解説」を参考にしてください。
定時でカエルExcel(エクセル)のIF関数について詳しく教えてください!オフィスうさぎこの記事ではIF関数を世界一分かりやすく解説していくね!IF関数は条件分岐を行うことのできる関数で、「A[…]
今回はこちらの買い物リストを例に、「チェックをつけたアイテムに”購入済み”、チェックをつけていないアイテムに”未購入”」の文言を表示させてみたいと思います。
IF関数では「第1引数に条件を指定し、第2引数には条件に合致する場合に表示する値、第3引数には条件に合致しない場合に表示する値」を設定していきます。
今回は文言を追加したいセルを選択し、=IF(F3=TRUE,”購入済み”,”未購入”)と入力します。
上記は「F3にTRUEと書かれているときは”購入済み”を表示、TRUE以外が書かれているときは”未購入”を表示」と指示しています。
これによってセル上に”購入済み”または”未購入”の文言を追加することができました。
後はオートフィルで他のセルにもコピペします。
以上の手順で、全てのセルに設定を適応することができました。
SUMIF関数でチェックボックスを合計する方法
チェックボックスとSUMIF関数を組み合わせることで、チェックボックスと連動して数値を合計する方法をご紹介していきます。
COUNTIF関数の詳しい使い方については、こちらの「世界一分かりやすいエクセルの『COUNTIF関数』の解説」を参考にしてください。
定時でカエルExceで特定の条件に当てはまるセルがいくつあるかを簡単に数える方法ってありますか?オフィスうさぎCOUNTIF関数やCOUNTIFS関数を使えば、指定する条件に当てはまるセルの数を自動的[…]
ここではチェックがついたアイテムの金額のみを足し合わせることで、購入金額の合計を表示させたいと思います。
SUMIF関数では「第1引数に検索したい範囲、第2引数には検索する条件、第3引数に合計範囲」を設定していきます。
今回のケースでは購入金額の合計を表示したいセルに、=SUMIF(E3:E7,TRUE,D3:D7)と入力します。
上記は「E3:E7の中で”TRUE”と書かれている行のみ、D3:D7に書かれている値を合計する」と指示しています。
以上の手順で、チェックしたアイテムの価格のみを足し合わせて合計金額を表示することができました。
関連:エクセルのチェックボックスと連動して書式を自動変更する方法
定時でカエルエクセルのチェックボックスにチェックをつけたときに、特定のセルを自動で好きな色で塗りつぶすようにしたいです。オフィスうさぎチェックボックスに「条件付き書式」を組み合わせれば、チェックをいれ[…]
定時でカエルExcelでチェックボックスにチェックをつけたとき、他のチェックボックスにもチェックがつくようにしたいです。オフィスうさぎこの記事ではExcelのチェックボックスを連動させる方法について解[…]