エクセルでチェックボックスと関数を組み合わせて集計する方法!COUNTIF関数・IF関数・SUMIF関数など便利技を解説

  • 2022年3月5日
  • 2022年3月14日
  • Excel
Excelでチェックボックスと関数を組み合わせる方法
オフィスうさぎ
チェックボックスと関数を組み合わせれば、チェックボックスをさらに便利に使うことができるよ。
定時でカエル
関数との組み合わせ・・・。自信がないので詳しく教えてください!

エクセルで設定できるチェックボックスは、関数を組み合わせることでさらに便利に使うことができます。

この記事ではExcel(エクセル)のチェックボックスと関数を組み合わせた方法ついて、詳しい手順を解説していきたいと思います。

チェックボックスを設定する方法については、こちらの「エクセルのチェックボックスの使い方」を参考にしてください。

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Excelでチェックボックスを作る方法

エクセルでチェックボックスと関数を組み合わせる

エクセルでチェックボックスと関数を組み合わせることで、チェックボックス単体ではできない様々なことができるようになります。

例えばCOUNTIF関数と組み合わせれば、チェックボックスにチェックをつけた数を自動的に集計することができます。

COUNTIF関数でチェックボックスを集計する方法

またIF関数と組み合わせれば、チェックがついているかどうかで表示する文言を切り替えることも可能です。

IF関数でチェックした項目に指定の文言を追加する

さらにSUMIF関数などど組み合わせれば、チェックボックスにチェックがついた項目だけの合計値を算出することも可能です。

SUMIF関数でチェックボックスを合計する方法

エクセルのチェックボックスで関数を組み合わせる方法

ここからは、エクセルのチェックボックスと関数を組み合わせる方法を解説していきます。

今回は「COUNTIF関数」「IF関数」「SUMIF関数」の3つの関数とチェックボックスを組み合わせる手順をご紹介します、

まず最初に事前準備として、すべての手順に共通する「チェックボックスとセルをリンクする設定」を解説していきます。

まずはチェックボックスを右クリックで選択し、表示されるメニューからコントロールの書式設定をクリックしてください。

チェックボックスとセルをリンクする設定

設定画面が表示されるのでコントロールタブをクリックし、値をオンにしてリンクするセルのボックスをクリックします。

チェックボックスとセルをリンクする設定

チェックボックスと同じ行にある空白セルをクリックし、設定画面のOKをクリックします。

チェックボックスとセルをリンクする設定

すると選択したセル内に、TRUEまたはFALSEという値が表示されます。

チェックボックスとセルをリンクする設定

他のチェックボックスも同様に。上記手順で設定すれば完了です。

チェックボックスとセルをリンクする設定

オフィスうさぎ
上記設定は一括設定やコピペができないので、面倒だけど1つ1つ設定していく必要があるよ。

COUNTIF関数でチェックボックスを集計する方法

チェックボックスとCOUNTIF関数を組み合わせることで、チェックボックスを自動的に集計する方法をご紹介していきます。

ここではチェックがついた数を集計することで、買い物リストの中で何品購入しているかを表示させたいと思います。

COUNTIF関数でチェックボックスを集計する方法

チェックボックスでチェックの数を集計したい場合、指定した値と同じセルが何個あるかを数えることができる「COUNTIF関数」を使います。

COUNTIF関数でチェックボックスを集計する方法

COUNTIF関数は「第1引数に対象範囲/第2引数に集計したい値」を入力することで、範囲内に指定した値が何個あるかを集計することができます。

ここでは集計結果を表示したいセルに、=COUNTIF(E3:E7,TRUE)という式を入力しています。

COUNTIF関数でチェックボックスを集計する方法

チェックボックスにチェックがつくとTRUEと表示されるため、チェックの数=TRUEの数となっています。

COUNTIF関数でチェックボックスを集計する方法

IF関数でチェックした項目に指定の文言を追加する

チェックボックスとIF関数を組み合わせることで、チェックボックスにチェックをつけると特定の文言を自動で追加する方法をご紹介していきます。

IF関数の詳しい使い方については、こちらの「世界一分かりやすいエクセルの『IF関数』の解説」を参考にしてください。

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今回はこちらの買い物リストを例に、「チェックをつけたアイテムに”購入済み”、チェックをつけていないアイテムに”未購入”」の文言を表示させてみたいと思います。

IF関数でチェックした項目に指定の文言を追加する

IF関数では「第1引数に条件を指定し、第2引数には条件に合致する場合に表示する値、第3引数には条件に合致しない場合に表示する値」を設定していきます。

エクセルのIF関数の書式

今回は文言を追加したいセルを選択し、=IF(F3=TRUE,”購入済み”,”未購入”)と入力します。

IF関数でチェックした項目に指定の文言を追加する

上記は「F3にTRUEと書かれているときは”購入済み”を表示、TRUE以外が書かれているときは”未購入”を表示」と指示しています。

これによってセル上に”購入済み”または”未購入”の文言を追加することができました。

IF関数でチェックした項目に指定の文言を追加する

後はオートフィルで他のセルにもコピペします。

IF関数でチェックした項目に指定の文言を追加する

以上の手順で、全てのセルに設定を適応することができました。

IF関数でチェックした項目に指定の文言を追加する

SUMIF関数でチェックボックスを合計する方法

チェックボックスとSUMIF関数を組み合わせることで、チェックボックスと連動して数値を合計する方法をご紹介していきます。

COUNTIF関数の詳しい使い方については、こちらの「世界一分かりやすいエクセルの『COUNTIF関数』の解説」を参考にしてください。

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ここではチェックがついたアイテムの金額のみを足し合わせることで、購入金額の合計を表示させたいと思います。

SUMIF関数でチェックボックスを合計する方法

SUMIF関数では「第1引数に検索したい範囲、第2引数には検索する条件、第3引数に合計範囲」を設定していきます。

SUMIF関数でチェックボックスを合計する方法

今回のケースでは購入金額の合計を表示したいセルに、=SUMIF(E3:E7,TRUE,D3:D7)と入力します。

SUMIF関数でチェックボックスを合計する方法

上記は「E3:E7の中で”TRUE”と書かれている行のみ、D3:D7に書かれている値を合計する」と指示しています。

以上の手順で、チェックしたアイテムの価格のみを足し合わせて合計金額を表示することができました。

SUMIF関数でチェックボックスを合計する方法

関連:エクセルのチェックボックスと連動して書式を自動変更する方法

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