エクセルのチェックボックスにチェックをつけたとき、連動させて別のチェックボックスにも自動でチェックをつけるように設定することができます。
チェックボックスを連動する設定を活用すれば、全てのチェックボックスに一括でチェックをつけるなんてことも可能です。
この記事ではExcel(エクセル)でチェックボックスを連動させる方法ついて、詳しい手順を解説していきたいと思います。
ちなみにチェックボックスを設定する方法については、こちらの「エクセルのチェックボックスの使い方」を参考にしてください。
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エクセルのチェックボックスを連動する
チェックボックスを連動させることで、1つのチェックボックスにチェックをつけたとき、別のチェックボックスにも自動的にチェックをつけることができます。
もちろんチェックを外したときも同様に、連動してチェックを外すことが可能です。
またこの連動チェックリストを応用すれば、複数のチェックボックスに一括でチェックをつけることも可能です。
エクセルでチェックボックスを連動させる方法
では、早速エクセルのチェックボックスを連動させる設定を解説していきましょう。
ここでは下記の3つの設定方法についてご紹介していきます。
- 同シートのチェックボックスと連動させる
- 別シートのチェックボックスと連動させる
- チェックボックスを連動させて一括でチェックをつける
同じシートのチェックボックスと連動させる
ここでは同じシート内のチェックボックスを連動させる方法を解説していきます。
まずはチェックボックスを右クリックで選択し、表示されるメニューからコントロールの書式設定をクリックしてください。
設定画面が表示されるので、コントロールタブの画面にあるリンクするセルのボックスをクリックします。
続いてチェックボックスと同じ行にある空白セルをクリックし、設定画面のOKをクリックします。
すると選択したセル内に、TRUEまたはFALSEという値が表示されます。
続いて連動するもう1つのチェックボックスを作成していきます。
連動するチェックボックスを作成するには、上記で解説した「TRUE」「FALSE」の表示設定を行ったチェックボックスをコピペするだけです。
チェックボックスをコピペするには右クリックで選択した状態で、表示されるメニューからコピーをクリックします。
ペーストしたい箇所を右クリックし、表示されるメニューの貼り付けオプションから貼り付けアイコンをクリックします。
以上の手順で、チェックボックスをコピペすることができました。
コピペしたチェックボックスと元のチェックボックスは連動しているため、片方にチェックをつけるともう片方にも自動でチェックをつけることができます。
別シートのチェックボックスと連動させる
続いてシートが異なるチェックボックスを連動させる方法を解説していきます。
同じシートの場合は上記でご紹介したようにチェックボックスをコピペするだけでしたが、別シートのチェックボックスの場合はコピペだけでは連動させることができません。
今回はSheet1にあるチェックボックスとSheet2にあるチェックボックスを連動させる手順をご紹介します。
最初にSheet1にあるチェックボックスを、TRUEまたはFALSEで表示できるように設定していきます。
まずはSheet1にあるチェックボックスを右クリックで選択し、表示されるメニューからコントロールの書式設定をクリックしてください。
設定画面が表示されるので、コントロールタブの画面にあるリンクするセルのボックスをクリックします。
続いてどこでもいいので空白セルをクリックし、設定画面のOKをクリックします。
すると選択したセル内に、TRUEまたはFALSEという値が表示されます。
続いて、Sheet2側のチェックボックスを設定していきます。
Sheet2に移り先ほどと同様にチェックボックスを右クリックで選択し、表示されるメニューからコントロールの書式設定をクリックしてください。
設定画面が表示されるので、コントロールタブの画面にあるリンクするセルのボックスをクリックします。
Sheet1に戻って先ほど表示させたTRUEまたはFALSEをクリックし、設定画面のOKをクリックします。
以上の手順で、Sheet1とSheet2のチェックボックスを連動することができました。
Sheet1のチェックボックスにチェックをつけてみると、連動するSheet2のチェックボックスにも自動的にチェックをつけることができます。
一括で複数のチェックボックスをつける
続いて、複数のチェックボックスに一括でチェックをつける方法を解説していきます。
マクロという高度なテクニックを使った方法ですが、コピペするだけでできますのでご安心ください。
今回のケースでは下記のように5つのチェックボックスと連動した、一括チェック用の専用チェックボックスを作っていきます。
まずは1つのチェックボックスを右クリックで選択し、表示されるメニューからコントロールの書式設定をクリックしてください。
設定画面が表示されるので、コントロールタブの画面にあるリンクするセルのボックスをクリックします。
続いてチェックボックスと同じ行にある空白セルをクリックし、設定画面のOKをクリックします。
すると選択したセル内に、TRUEまたはFALSEという値が表示されるようになります。
後は他のチェックボックスも同様に設定をしていきます。この設定はコピペができないので、1つ1つ設定する必要があります。
続いて一括チェックのためのチェックボックスを右クリックし、表示されるメニューからマクロの登録をクリックします。
するとマクロの設定画面が表示されるので、任意のマクロ名を入力して新規作成をクリックします。
マクロの入力画面が表示されるので、下記のコードを一部修正した上で「Sub All_Check()」と「End Sub」の間に入力します。
Cells(3, 6) = True
Cells(4, 6) = True
Cells(5, 6) = True
Cells(6, 6) = True
Cells(7, 6) = True
ElseIf Cells(9, 6) = False Then
Cells(3, 6) = False
Cells(4, 6) = False
Cells(5, 6) = False
Cells(6, 6) = False
Cells(7, 6) = False
End If



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