この記事ではExcel(エクセル)で割り算を計算する方法について、初心者にも分かりやすく詳しく解説していきたいと思います。
一言で割り算と言っても様々なやり方や活用法があるので、基本的な割り算の計算方法から応用テクニックまで幅広くご紹介していきます。
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エクセルで割り算を計算する方法
エクセルで割り算を計算するには、「記号を使って割り算を行う方法」と「関数を使って割り算を行う方法」の大きく2つのやり方があります。
- 記号を使って割り算を行う方法
- 関数を使って割り算をを行う方法
では、それぞれの手順について詳しく解説していきます。
エクセルで記号を使って割り算を計算する方法
まずはエクセルで記号を使って計算する割り算の方法を解説します。
通常であれば割り算の記号は「÷」ですが、エクセルでは/が割り算の記号になります。
例えば20÷5の割り算を計算したい場合、エクセルでは=20/5と入力するのが正解です。
記号を使った割り算の実践練習
今回はこちらの表を事例に、一人当たりの個数を調べてみましょう。
一人あたりの個数を計算するには「個数÷人数」の割り算なので、C3からD3を割ることで計算ができます。
まずは計算結果を入力したいセルを選択し、=を入力します。
続いて個数が入力されているC3のセルをクリックします。すると選択したセルが自動的に計算式に入力されます。
次に割り算の記号である/を入力します。
続いて人数のD3のセルをクリックすれば、先ほどと同様に選択したセルが計算式に入力されます。
最後にキーボードのEnterをクリックすれば完了です。
エクセルで関数を使って割り算を行う方法
続いてはエクセルで関数を使って割り算を行う方法を解説します。
エクセルで関数を使って割り算を計算するには、「QUOTIENT」という関数を使うのが一般的です。
QUOTIENT関数の書式がこちらになります。
QUOTIENT関数を使った割り算の実践練習
QUOTIENT関数を使って一人あたりの個数を計算してみましょう。
まずは計算結果を入力したいセルを選択し、数式タブから関数の挿入をクリックしてください。
関数の一覧からQUOTIENTを選択して、OKをクリックしてください。
まずは割り算の分子にしたいセルをクリックします。
次に分母にしたいセルをクリックします。
最後に右下のOKをクリックします。
以上の手順で、QUOTIENT関数で割り算をすることができました。
エクセルで割り算の応用テクニック
ここからはエクセルで割り算に関する応用テクニックをご紹介していきます。
エクセルで複数の割り算を一気に行う方法
エクセルで複数の割り算を一気に計算する方法を解説していきます。
例えばこちらの表のように、複数の割り算を計算したいときに便利なテクニックです。
まず最初に商品Aの一人あたりの個数を、/またはQUOTIENT関数を使って計算します。
計算結果が表示されるので、セルの右下にある点を左クリックしながら下にスライドします。
すると「オートフィル」という機能によって、E3に入力していた数式を他のセルにコピペすることができました。
以上の手順で、複数の割り算を一気に計算することができました。
エクセルで割る数値を固定して割り算する
エクセルでかける数値を固定して割り算する方法を解説していきます。
下記のように割る数値を固定して計算したいときに便利なテクニックです。
参照するセルを固定するには、$マークをつけて絶対参照の形式で参照します。
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まずは商品Aの一人あたりの個数を計算するために、=C3/F3の計算式を入力してください。
今回は全ての割り算でF3のセルを参照したいので、=C3/$F$3にして絶対参照に変更します。
ちなみに絶対参照の$マークはキーボードのF4を押すことで簡単に入力できます。
後はD3のセルをオートフィルでコピペするだけです。
F3のセルは絶対参照で固定しているため、オートフィルでコピペしてもセルを固定して割り算掛することができました。
エクセルで割り算の四捨五入・切り上げ・切り下げをする
エクセルで割り算の結果を四捨五入・切り上げ・切り下げする方法を解説します。
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エクセルで割り算の結果を四捨五入する
エクセルで割り算の結果を四捨五入するには、「ROUND」という関数を使います。
今回は下記のケースを事例に、割り算の結果を四捨五入した値を入力してみましょう。
ROUND関数の書式は以下の通りです。
第1引数には四捨五入したい値を、第2引数には四捨五入を行う桁数を指定していきます。
今回のケースでは=ROUND(C3/D3,0)と入力するのが正解です。
第1引数にはC3/D3と割り算の計算式を入力し、第2引数には小数点以下で四捨五入されるように0を入力しています。
以上の手順で、割り算の結果を四捨五入することができました。
エクセルで掛け算の結果を切り上げする
エクセルで割り算の結果を切り上げしたい場合は、数値を切り上げできる「ROUNDUP」という関数を使います。
今回は下記のケースを事例に、割り算の結果を切り上げした値を入力してみましょう。
ROUNDUP関数の書式は以下の通りです。
第1引数には切り上げ行う元の数値を、第2引数にはどの位で切り上げを行うのかを指定していきます。
今回のケースでは=ROUNDUP(C3/D3,0)と入力するのが正解です。
第1引数にはC3/D3と割り算の計算式を入力し、第2引数には小数点以下で切り上げできるように0を入力しています。
以上の手順で、割り算の結果を切り上げすることができました。
エクセルで割り算の結果を切り下げする
エクセルで割り算の結果を切り下げしたい場合は、数値を切り下げできる「ROUNDUDOWN」という関数を使います。
今回は下記のケースを事例に、割り算の結果を切り下げした値を入力してみましょう。
ROUNDDOWN関数の書式は以下の通りです。
第1引数には切り下げ行う元の数値を、第2引数にはどの位で切り下げを行うかを指定していきます。
今回のケースでは=ROUNDDOWN(C3/D3,0)と入力するのが正解です。
第1引数にはC3/D3と割り算の計算式を入力し、第2引数には小数点以下で切り下げされるように0を入力しています。
以上の手順で、割り算の結果を切り下げすることができました。
エクセルで割り算ができないときの対処法
上記で解説した手順で割り算を計算したときに、計算結果に明らかに間違った結果が表示されたり、エラーが表示されることがあります。
ここからはエクセル割り算ができないときの原因と対処法を解説していきます。
エクセルで割り算の結果が#VALUEになるときの対処法
エクセルで割り算を計算したときに、#VALUEというエラーが表示されることがあります。
割り算の結果に#VALUEと表示される場合は、参照しているセルに数値以外のセルが含まれていることが原因です。
例えば下記のケースであれば、数値以外の文字が含まれてしまっています。
文字列の参照セルを除いてあげると、エラーなく計算することができます。
エクセルで割り算の結果が間違っているときの対処法
例えばこちらの10÷5の割り算の結果をみると、答えは「2」が正しいはずなのに計算結果には「1.962」という数値が表示されました。
エクセルで割り算の結果が明らかに間違っているときは、参照するセルに小数点以下の数値が含まれているのが原因です。
画面上には四捨五入して表示されているだけで、実際に入力されてい数値は「10.4」と「5.3」になります。
エクセルで割り算の結果が合わないときは、参照するセルが小数を含むかどうかをチェックしてみてください。