マイクロソフトのExcelは有料のソフトなので、使用するのには買い切り型を購入するか、サブスク形式での契約が必要になります。
仕事でがっつり使う人にとっては必要経費だと思いますが、お金を払うまでじゃなくてできれば無料で使いたいという方も多いでしょう。・
そこでこの記事では、エクセルを無料でダウンロードして使う方法をご紹介したいと思います。
もちろんご紹介する全ての方法が、違法ダウンロードなどの犯罪行為ではないのでご安心ください!
エクセルを無料でダウンロードして使う方法
無料でエクセルをダウンロードするには、以下の4つの方法があります。
- Office365の無料お試し期間を使う
- 無料のWEB版Excelを使う
- ExcelのiOS・Androidアプリを使う
- Excelの代替ソフトを使う
ちなみに①~③の方法はMicrosoftのアカウントが必要になりますので、最初にお持ちでない方は以下の手順で作成してください。
Microsoftのアカウントを作成する手順
まずはこちらのページ(https://signup.live.com/?lic=1)にアクセスしてください。
メールアドレスを入力して次へをクリックします。
パスワードを入力して次へをクリックします。
すると入力したメールアドレスに認証コードが送られてきます。
メールに記載のコードを入力して次へをクリックします。
スパム防止の認証をすませばアカウント作成完了です。
Office365の無料お試し期間でExcelを使う
マイクロソフトのExcelを機能制限なく使いたい場合、サブスクリプションとして提供されているOffice365の無料お試し期間を活用するのが一番おすすめです。
マイクロソフトの公式サイトでOffice365を申し込むと、1カ月の無料お試し期間が用意されています。
もちろん途中で料金を請求されることはありませんし、解約金がかかるようなこともありません。
一時的にエクセルを使いたい場合や、有料版を購入する前にまずは無料で試してみたいという方は、ぜひOfiice365の無料お試し期間を試してみましょう。
無料のWEB版エクセルを使う
マイクロソフトのエクセルを完全無料で使いたい場合、WEB版のエクセルがおすすめです。
WEB版のエクセルとは、オンライン環境でブラウザ上でのみ閲覧・編集できるエクセルです。
オフライン作業ができないのと、機能に制限がかけられている一方で、完全無料でエクセルを使うことができます。
無料のWEB版エクセルでできないこと
WEB版のエクセルは無料で使える一方で、機能や用途に一部制限があります。
- 商用利用ができない
- オフライン作業ができない
- マクロの実行ができない
- 条件付き書式が利用できない
- ピポットテーブルを作成できない
- 一部のグラフを使えない
- CSV形式のファイルが開けない
ここでは、WEB版のエクセルではできないことについて解説していきます。
商用利用ができない
無料のエクセルオンラインは非商用利用用途のみで、商用目的で利用することができません。
商用用途の基準は曖昧で分かりづらいですが、マイクロソフトが公式に発表している商用利用の一例がこちらです。
利用する場所、時間帯、デバイスの所有権を問わず、業務目的または収益を得ることを目的とした活動となります。商用利用権がないライセンスについてはこういった目的にてご利用できませんのでご注意ください。
- 職種を問わない企業の業務 (在宅勤務、持ち帰り仕事も商用利用にあたります)
- 個人事業主の業務
- 教育機関の業務 (学生が個人所有のデバイスを利用して行う学業に関する活動のみ商用利用にはあたりません)
- NPO の業務
- 国、地方公共団体の業務
出典:商標利用権について
オフラインでの編集・閲覧ができない
エクセルオンラインではブラウザ内でのみ操作できるため、「オフライン作業」には対応していません。
ファイルの保存先もクラウドのOneDriveに限定されており、デスクトップなどローカル環境に保存することもできません。
マクロの実行ができない
エクセルオンラインでは「マクロ機能」を使うことができません。
作業を効率化するために非常に便利な機能ですが、マクロを実行するには有料版のエクセルが必要です。
条件付き書式が使えない
エクセルオンラインでは「条件付き書式」を使うことができません。
条件付き書式が含まれるファイルを開くことはできますが、新規で条件付き書式を追加することはできません。
ピポットテーブルが使えない
エクセルオンラインでは「ピポットテーブル」を使うことができません。
ピポットテーブルを含んだファイルを開くことはできますが、新規でピポットテーブルを追加することはできません。
一部のグラフを使えない
エクセルオンラインでは追加できる「グラフに制限」があります。
例えばExcel2019で追加された「マップグラフ」なども、無料のエクセルオンラインでは作成することができません。
CSV形式のファイルを開けない
エクセルオンラインでは「CSV形式」のファイルを開くことはできません。
具体的には拡張子が「***.csv」となっているファイルです。
無料のWEB版エクセルの始め方
WEB版のエクセルオンラインの簡単な使い方について解説します。
まずはこちらのリンクからMicrosoftのアカウントにログインしてください。
ログインが完了するとWEB版Officeのトップページが開かれます。
エクセルオンラインを開くには、左サイドバーからExcelのアイコンをクリックします。
するとエクセルオンラインが開くので、新しい空白のブックをクリックします。
すると新しくエクセルのブックを作成でき、エクセルの作業画面に切り替わります。
エクセルのiOS・Androidアプリを使う
マイクロソフトは無料のエクセルアプリをiOS・Android向けに提供しています。
無料のアプリなので有料版のエクセルと比べると制限も多いですが、簡単な計算をするだけであればWEB版のエクセル同様に充分ど使うことができます。
無料のエクセルアプリの利用条件
無料でダウンロードできるアプリ版のエクセルを使うには、以下の2つの条件を守らなくてはいけません。
- 非商用利用のみで使う
- 画面サイズが10.1以下の端末で使う
非商用利用のみで使う
アプリ版のエクセルは商用利用ができないので、普段の仕事やビジネスでの利用はできません。
こちらのOfiice365のサポートサイトで商用用途について詳しくご紹介されているので、知らない間に規約違反にならないようにしっかりチェックしてみてください。
編集は画面サイズが10.1以下の端末を使う
アプリ版のエクセルでブックの編集ができるのは、画面サイズが10.1以下のデバイスに制限されています・。
つまり10.1インチ以下のスマホやタブレットであれば編集までできますが、iPad Proなど10.1以上の端末だと読み取り専用となってしまいます。
エクセルの代替ソフトを使う
マイクロソフトのエクセルに強い拘りがなければ、エクセルと同じような機能を持つマイクロソフト以外の計算ソフトを使ってみるのもおすすめです。
エクセルの代替として使えるおすすめの無料ソフトがこちらです。
- Googleスプレッドシート
- Open Office
スプレッドシートをエクセルの替わりに使う
スプレッドシートはGoogleが提供する計算ソフトで、一言で言うとグーグル版のエクセルです。
スプレッドシートは完全無料なのでエクセルと比べるとできることに差はありますが、高度なことをしないのであれば正直スプレッドシートでも充分すぎるほどです。
またExcelとの高い互換性もあるので、Excelで作られたファイルを開いたり編集することも可能です。
Googleスプレッドシートの使い方
Googleのアカウントにログインしている状態で、こちらのスプレッドシートのページ(https://slides.google.com/)にアクセスしてください。
するとスプレッドシートのトップページが表示されるので、新しいスプレッドシートを作成という項目をクリックします。
以上の手順で、新しいファイルを作成することができました。
スプレッドシートはエクセルととも高い互換性があるサービスなので、ファイルの拡張子をエクセルと同じ形式で保存することも可能です。
Open Officeをエクセルの替わりに使う
Open Officeは無料で使えるオフィスソフトです。
Open Officeの中にはCalcという計算ソフトが含まれており、無料にもかかわらずエクセルに引けを取らない豊富な機能となっています。
Open Officeの使い方
Open Officeはインストール型のソフトなので、まず最初にパソコンにインストールする作業が必要です。
こちらのOpen Oficeのダウンロードページ(https://www.openoffice.org/ja/download/)にアクセスして、Download full installationをクリックします。
インストールファイルのダウンロードが開始されるので、ダウンロードが完了したらファイルを開きます。
セットアップ画面が開かれるので、次へをクリックします。
インストール先のフォルダを選択し、インストールをクリックします。
インストールウィザードが開かれるので、次へをクリックします。
任意のユーザー名と所属を入力し、次へをクリックします。
セットアップの種類は通常を選択し、次へをクリックします。
最後にインストールをクリックします。
するとOpen Officeのインストールが開始されます。
インストールが完了するとデスクトップにOpen Oficeのアイコンが表示されるので、ダブルクリックで起動します。
表計算ドキュメントをクリックすれば、「Calc」というソフトが開きます。
操作方法などもエクセルに近いので、ある程度エクセルを触ったことがある方なら感覚的に操作できると思います。
Office Suiteをエクセルの替わりに使う
Open Suiteは有料のオフィスソフトですが、一カ月の無料お試し期間が用意されています。
有料版の金額も本系よりもかなり安いですし、Excelなどマイクロソフトのソフトとの互換性も高いのでおすすめです。
WPS Officeをエクセルの替わりに使う
WPS OfficeはKINGSOFTが提供する有料のオフィスソフトで、有料の互換オフィスの中では11年連続で売上本数1位の歴史も実績もあるソフトです。
有料のソフトですがこちらも一カ月の無料お試し期間があるので、Excelのようなソフトをお得に使いたい人にはおすすめです。
有料版の金額も本家のエクセルと比べて激安なので、体験版を使ってみて問題なければ有料版にアップグレードしてみても良いと思います。