エクセルでは一枚のファイル内に複数のシートを作成できますが、複数のシートにある情報を一枚のシートにまとめてたいときがあると思います。
複数のシートを一枚にまとめときに便利なのが、エクセルの「統合」と呼ばれる機能です。
「統合」は様々な作業に活用できる機能で、しっかりとマスターすれば作業効率アップは間違いなしの超便利機能です・
そこでこの記事ではExcel(エクセル)の「統合」機能を使って別々のシートを一枚にまとめる方法について、初心者にも分かりやすいように解説しています。
エクセルで複数のシートを一枚にまとめたい
こちらはアジア・欧州・アフリカに分けれらた商品別の販売数を、四半期ごとに別々のシートで分けているデータです。
シートごとに並んでいる商品や表の配置もバラバラで、1つにまとめたくても非常に統一感のない状態となっています。
上記のようなシンプルな表であれば手作業でまとめることもできると思いますが、
ただし、エクセルの「統合」という機能を使えば、上記のような統一感のない表でも簡単に一枚のシートにまとめることができます。
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エクセルの統合を使って複数のシートをまとめる方法
ここからはエクセルの統合機能の使い方について解説していきます。
一枚にまとめた情報を表示したい位置のセルを選択した状態で、データタブにある統合をクリックします。
すると統合機能の専用の設定画面が表示されます。
まずは集計の方法のメニュータブから、統合する際にどのように集計するかを選択します。
続いて、統合の基準と書かれた項目にある、上端行と左端列にチェックをつけます。
次に統合元範囲と書かれたボックスを選択し、統合したい表を選択します。
範囲を選択した状態で、追加と書かれたボタンをクリックします。
すると選択した範囲を統合元に追加することができました。
後は他のシートにある表も同様の手順で追加します。
最後にOKをクリックしてください。
以上の手順で、複数のシートにある表を一枚の表に統合することができました。
集計の方法で合計を選んだので、共通する項目はすべて足し算された数値が表示されています。
統合する際に元シートとリンクさせる方法
ちなみに上記の手順では、統合元の表とはリンクしていないため、統合元の数値を変更しても自動的に入れ替わりません。
統合元の表とリンクさせたい場合は、設定画面の統合元データとリンクするにチェックを入れてください。
すると統合元の数値にリンクされた表が表示されました。
リンクされた表には左側に+のマークが表示され、+をクリックすると統合の内訳が表示されます。