エクセルで表頭(行)と表側(列)を固定してスクロールする方法と使い方!固定できないときの対処法も合わせて解説します

  • 2022年5月3日
  • 2022年5月3日
  • Excel
定時でカエル
Excelで表の見出しを固定しながらスクロールしたいです!
オフィスうさぎ
了解!固定スクロールの使い方や方法について、詳しく解説していくね。

エクセルに搭載されている「ウィンドウの固定」という機能を使えば、指定した表頭や表側を固定した状態でスクロールすることができるようになります。

特にノートパソコンなど小さな画面でエクセル作業を行う方や、縦横に長い大量のデータを扱う方であれば、必須とも言える超便利な設定となっています。

そこでこの記事ではExcelで表頭(行)・表側(列)を固定してスクロールする方法ついて、分かりやすく解説していきたいと思います。

エクセルで表の見出しを固定すると作業効率がアップ

ノートパソコンなど小さい画面でエクセルの作業をすると、表頭や表側が隠れて作業がし辛いと感じることがあると思います。

表頭・表側が隠れてしまうと作業効率がかなり悪くなりますが、「ウィンドウの固定」という機能を使えば指定した行・列を固定しながらスクロールができるようになります。

表頭・表側を固定するだけでエクセルでの作業効率が爆上がりするので、ぜひこの記事を参考に固定スクロールの使い方をマスターしていきましょう。

エクセルの表で表頭・表側を固定する方法

エクセルの「ウィンドウ固定」という機能を使って、スクロール時に特定の行・列を固定する方法を解説していきます。

行のみ固定する方法」「列のみ固定する方法」「行と列を同時に固定する方法」と、大きく3つに分けて固定スクロールの設定方法をご紹介します。

エクセルの表で行を固定する方法

まずはエクセルの表で特定の行を固定する方法を解説します。

エクセルの表で先頭の行を固定する方法

固定したい行が先頭の1行目である場合、下記の手順で固定スクロールを設定することができます。

表示タブの中にあるウィンドウの固定をクリックし、先頭行の固定を選択するだけです。

以上の手順で、1行目を固定してスクロールすることができるようになりました。

1行目が表の見出しととなっている表の場合は、この方法が一番簡単に設定できておすすめです。

エクセルの表で複数行を固定する方法

固定したい行が1~2行など連続する複数の行である場合、下記の手順で固定スクロールを設定することができます。-

まずは固定したい行の1つ下の行左クリックし、行全体を選択した状態にします。

例えば2~3行目を表頭として固定したい場合は、4行目をクリックして選択するのが正解です。

行を選択している状態で、表示タブの中にあるウィンドウの固定をクリックし、ウィンドウ枠の固定を選択します。

以上の手順で、複数の行を固定しながらスクロールできるようになりました。

1行目以外の行を固定したいときや、複数の連続する行を固定したいときは、こちらの方法で設定するようにしましょう。

エクセルの表で列を固定する方法

続いて、エクセルの表で特定の列を固定する方法を解説します。

エクセルの表で先頭の列を固定する方法

固定したい列が先頭のA列である場合、下記の手順で固定スクロールを設定することができます。

表示タブの中にあるウィンドウの固定をクリックし、先頭列の固定を選択するだけです。

以上の手順で、A列を固定してスクロールすることができるようになりました。

A行が表側ととなっている表の場合は、この方法が一番簡単に設定できておすすめです。

エクセルの表で複数の列を固定する方法

固定したい列がA~B列など連続する複数の列である場合、下記の手順で固定スクロールを設定することができます。

まずは固定したい列の1つ右の列左クリックし、列全体を選択した状態にします。

例えばB~C列目を表側として固定したい場合は、D列目をクリックして選択しましょう。

列を選択している状態で、表示タブの中にあるウィンドウの固定をクリックし、ウィンドウ枠の固定を選択します。

以上の手順で、複数の連続する列を固定しながらスクロールできるようになりました。

A列目以外の列を固定したいときや、複数の連続する列を固定したいときは、こちらの方法で設定するようにしましょう。

エクセルの表で行と列を同時に固定する方法

最後に、エクセルの表で行と列を同時に固定する方法を解説します。

行と列を同時に固定したい場合は、まずは行と列が重なる1つ手前のセル左クリックし、セルを選択している状態にします。

例えば2行目とB列を固定したい場合は、C3のセルを選択するのが正解です。

該当するセルを選択している状態で、表示タブの中にあるウィンドウの固定をクリックし、ウィンドウ枠の固定を選択します。

以上の手順で、行と列を同時に固定しながらスクロールできるようになりました。

表頭と表側を固定したい場合は、こちらの方法で設定するようにしましょう。

エクセルの表でウィンドウの固定を解除する方法

続いて、設定したウィンドウ固定を解除する方法を解説します。

手順としては非常にシンプルで、表示タブにあるウィンドウ枠の固定をクリックし、ウィンドウ枠固定の解除を選択するだけです。

上記の手順で、行・列の固定を解除することができました。

行・列の固定が解除できない原因と対処法

エクセルで「ブックの保護」が設定されていると、ウィンドウ固定の解除ができなくなってしまいます。

ウィンドウ枠の固定を解除するためには、ブックの保護を解除する必要があります。

ブックの保護を解除するには、校閲タブにあるブックの保護の解除をクリックします。

続いてパスワードを入力してOKをクリックすれば、ブックの保護を解除することができました。

エクセルで行・列の固定ができない原因と対処法

上記で解説した手順を試しても、行や列の固定ができないときに考えられる原因としては以下の2つです。

  1. 表示形式がページレイアウトになっている
  2. 分割モードが設定されている

では、それぞれ詳しく解説していきましょう。

表示形式がページレイアウトになっている

エクセルには3つの表示形式がありますが、この表示形式が「ページレイアウト」に設定されている場合はウィンドウ枠の固定を使うことができません。

そのためウィンドウ枠の固定を使うためには、表示形式をページレイアウトから標準モードに切り替える必要があります。

表示形式を標準モードに変更するには、表示タブの中から標準をクリックするだけです。

分割モードが設定されている

分割モード」という機能が設定されている場合、ウィンドウ枠の固定を使うことができません。

そのため分割モードを解除することで、ウィンドウ固定を使えるようになります。

分割モードを解除するには、表示タブの中にある分割と書かれたボタンをクリックするだけです。

エクセルで行・列を固定して紙印刷する方法

最後にエクセルで行・列を固定して紙印刷する方法をご紹介します。

行・列を固定した状態で印刷したい場合は、上記で解説した手順とは異なり「ページレイアウト」という設定を行います。

まずはページレイアウトタブの中にある、印刷タイトルの設定をクリックします。

印刷時の設定画面が表示されるので、タイトル行に固定したい行を、タイトル列に固定したい列を入力します。

以上の手順で、指定した行・列を固定した状態で紙印刷できるようになりました。

さらに詳しい解説については、こちらの「エクセルで表の見出しを固定して紙印刷する方法」をご覧ください。

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