エクセルではファイルに開くためのパスワードを設定することができます。
基本的にパスワードは忘れてしまうと一生開くことはできませんが、ある裏ワザを使えばエクセルのパスワードを無理やり解除することも可能なのです。
この記事ではExcel(エクセル)で忘れたパスワードを無理やり解除する裏ワザついて、詳しい手順を解説していきたいと思います。
大切なエクセルファイルのパスワードが分からずにお困りの方は、ぜひこの記事で解説する方法を試してみてください。
エクセルでのパスワード設定についての詳しい解説は、こちらの「エクセルでパスワードのかけ方・変更・解除の方法を解説」を参考にしてください。
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エクセルでパスワードを忘れたときに解除する裏ワザ
エクセルに設定されているパスワードを忘れてしまうと、リセット機能などもないので基本的にはファイルを開くことは二度とできません。
しかし、あまり大きな声で言うことではありませんが、エクセルに設定されたパスワードは無理やり解除することができるのです。
エクセルに設定されたパスワードを強制的に解除する方法として、この記事では以下の2つの裏ワザをご紹介していきます。
- 無料の専用ソフトを使ってパスワードを解除する
- エクセルの拡張子を変更してパスワードを解除する
では、それぞれの具体的な手順について詳しく解説していきましょう。
外部の専用ソフトを使ってエクセルのパスワードを解除する方法
ここからは外部のソフトを使ってエクセルのパスワードを解除する手順をご紹介します。
エクセルの2010~2019までのバージョンであれば、下記のフリーソフトが人気も高くおすすめです。
Excelバージョン | 対応ソフト |
Exce2007/l2010/2013 | エクセルパスワード瞬時解除 |
Excel2016 | エクセルパスワード解除 for 2016 |
Excel2019 | エクセルパスワード解除 for2019 |
上記ソフトは無料で使えるフリーソフトですが、読み取りパスワード・書き込みパスワード・シート保護・ブック保護の解除に対応しています。
思っている以上に簡単に解除することができますが、使用は個人のファイルのみに留め、悪用目的で使うことは絶対にやめましょう。
エクセルの拡張子を変更してパスワードを解除する
こちらは専用のソフトなどは一切必要とせず、エクセルの拡張子を変更することでパスワードを解除する方法です。
少し手順としては複雑ですが、誰でもできるように丁寧に解説していきましょう。
まずはWindowsのエクスプローラーを開いてください。
エクスプローラーが開かれたら、表示タブをクリックしてファイル名拡張子にチェックをいれます。
するとファイルに拡張子が表示されるようになりました。
続いて、パスワードを解除したいエクセルファイルを右クリックして、名前の変更をクリックします。
名前を変更できる状態に切り替わるので、拡張子をxlsxからzipに変更します。
すると「ファイルが使えなくなる可能性がある」と警告が表示されますが、警告を無視してはいをクリックします。
これまでの手順で、エクセルファイルをZIPファイルに変更することができました。
続いて先ほど変換したZIPファイルを開き、ファイルの中にあるxlというフォルダを開きます。
xlのフォルダには「workbook.xml」のファイルがあるので、そのファイルを右クリックして表示されるメニューから開くをクリックします。
ファイルを開くためのソフトが選択肢で表示されるので、中からメモ帳を選んでOKをクリックします。
するとメモ帳アプリが起動し、下記のようなたくさんのコードが書かれたファイルが開きます。
このファイルの中にfileSharingから始まる下記のコードがあるので、このコードを丸っと削除します。
コードを削除することができたら、メモ帳のファイルタブから上書き保存をクリックします。
続いて先ほど.zipに変換したファイルの拡張子を、元の.xlsxに戻していきます。
先ほどのZIPファイルを右クリックし、表示されるメニューから名前の変更をクリックします。
名前を変更できる状態に切り替わるので、拡張子をzipからxlsxに変更します。
「ファイルが使えなくなる可能性がある」と警告が表示されますが、警告を無視してはいをクリックします。
するとzipファイルを元のエクセルファイルに戻すことができました。
以上の手順で、エクセルのパスワードを解除する裏ワザは完了です。