Excel(エクセル)で引き算を計算する方法について、初心者にも分かりやすく詳しく解説していきたいと思いま0。
一言で引き算といっても様々な手順や活用法があるので、詳しい引き算のやり方から活用術までで幅広くご紹介していきます!
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エクセルで引き算のやり方
エクセルで引き算を計算するには、「記号を使って引き算を行う方法」「関数を使って引き算を行う方法」の2つがあります。
- 記号を入力して引き算を行う方法
- 関数を使って引き算を行う方法
では、それぞれの手順について詳しく解説していきます。
エクセルで記号を使って引き算を計算する方法
まずはエクセルで記号を使って引き算を計算する方法を解説します。
エクセルで引き算を計算する記号は半角のマイナス(-)です。
例えば20-10の足し算を計算したいときは、エクセルでは=20-10という計算式を入力するのが正解です。
セルを参照して引き算する
上記のように数値を直接入力する以外にも、セルを参照して引き算することも可能です。
例えば下記の表でB3のセルからC3のセルを引きたいときは、=B3-C3と入力します。
以上の手順で、セルを参照して引き算することができました。
記号を使った引き算の実践練習
今回はこちらのケースを事例に、値引き後の販売価格を算出してみましょう。
まずは値引き後価格を入力したいセルを選択して、=を入力します。
続いて商品Aの定価が入力されているB3のセルをクリックします。すると選択したセルが自動的に計算式に入力されます。
次に引き算の記号である–を入力します。
続いてクーポンの値引き額が入力されたC3のセルをクリックすれば、先ほどと同様に選択したセルが計算式に入力されます。
最後にキーボードのEnterを押せば、定価からクーポンの値引き額を引いた価格を表示することができました。
エクセルで関数を使って引き算を行う方法
続いてはエクセルで関数を使って引き算を計算する方法を解説します。
足し算を計算する関数はSUM関数など色々とありますが、エクセルには引き算を計算する関数は存在しません。
ただし、足し算を計算するSUM関数を応用することで、関数を使って引き算を計算することが可能になります。
SUM関数で引き算を計算したい場合、引きたい値を負の数に変更しておくだけです。
こうすることでSUM関数で引き算を計算することができました。
SUM関数を使った引き算の実践練習
先ほどと同様のケースで、SUM関数を使って値引き後価格を計算してみましょう。
まずは計算の結果を表示させたいセルを選択し、=と入力します。
次にSUMを入力して、=SUMという状態にします。
続いて(を入力して、=SUM(という状態にします。
続いて足し合わせたいセルの範囲を一括選択し、=SUM(B3:C3という状態にします。
次に)を入力して、=SUM(B3:C3)という状態にします。
最後にキーボードのEnterをクリックすれば、定価から値引き額を引いた価格を計算できました。
エクセルで引き算をするときに便利な応用テクニック
ここからはエクセルで引き算を計算する上で便利な応用テクニックをご紹介していきます。
エクセルで複数の引き算を一気に行う方法
エクセルで複数の引き算を一気に計算する方法を解説していきます。
こちらのケースのように、複数の引き算を計算しないといけないときに役立つ便利なテクニックです。
最初に商品Aの値引き後価格を計算するために、=C3-D3と入力してください。
続いE3のセルを選択して、セルの右下にある点を左クリックしながら下にずらしていきます。
すると「オートフィル」という機能によって、E3に入力していた計算式を他のセルにコピペすることができました。
エクセルで引く数値を固定して引き算する方法
エクセルで引きたい数値を固定して引き算する方法を解説していきます。
下記のように引きたい値が一定の場合に便利なテクニックです。
エクセルで参照するセルを固定したい場合は、参照するセルに$マークをつけるだけです。
関連:「エクセルで関数や計算式で参照するセルを固定する方法」
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まずは商品Aの値引き後価格を計算するために、=C3-F3の計算式を入力します。
値下げ額を固定するためには、=C3+$F$3と値引きを参照するセルに$を加えて絶対参照にします。
ちなみに絶対参照の$マークは、参照するセルにカーソルを合わせた状態でキーボードのF4を押すことで簡単に入力することができます。
後はD3のセルをオートフィルでコピペするだけです。
値引き額が記載されたF3のセルは絶対参照で固定しているため、オートフィルでコピペしてもセルを固定して引き算することができました。
エクセルで引き算の結果を絶対値で表示する方法
引き算の結果が負の数になる場合に、マイナス表記ではなく絶対値で表示したいときがあるでしょう。
例えば10-15の計算結果は-5ですが、-5ではなく5と絶対値で表示したいようなケースです。
引き算の結果を絶対値で表示するには、「ABS」という関数を使います。
ABS関数は=ABS(計算式)という書式で、計算結果を絶対値で表示することができる関数です。
計算結果を入力したいセルを選択し、=ABS(10-15)と入力してください。
すると通常の引き算の結果ではなく、絶対値で5と表示することができました。
エクセルで引き算ができないときの対処法
上記で解説した手順で引き算を計算したときに、計算結果に明らかに間違った数値が表示されたり、エラーが表示されることがあります。
ここからはエクセルで引き算ができないときの対処法を解説していきます。
エクセルで引き算の結果がエラーになるときの対処法
エクセルで引き算を計算したときに、計算結果のセルに#VALUEとエラーが表示されることがあります。
引き算の計算結果に#VALUEと表示される場合、参照しているセルに数値以外のセルが含まれていることが原因です。
例えばこちらのケースであれば、数値以外の文字が含まれてしまっています。
文字列を省いてあげればエラーなく計算することができます。
エクセルで引き算の結果が間違っているときの対処法
エクセルで引き算の結果が明らかに間違っている場合、参照するセルに小数点以下の数値が含まれていることが原因だと思います。
例えばこちらの10-5の引き算の結果をみると、答えは「5」が正しいはずなのに計算結果には「5.2」という細かい数値が表示されています。
エクセルの画面上には整数が表示されていますが、実は四捨五入して表示されているだけで実際に①と②に入力されてい数値は「9.8」と「4.6」になります。
エクセルで引き算の結果がおかしいときは、参照するセルに小数点以下が隠されていないかをチェックしてみましょう。
エクセルで日付・時間を引き算する方法
エクセルでは数値だけではなく、日付や時刻を引き算で計算することができます。
2つの日付・時間の差を知ることができる便利な計算なので、詳しい手順について解説していきたいと思います。
エクセルで日付を引き算する方法
日付の差を知りたいときなど、日付と日付を引き算することで簡単に計算することができます。
例えば2022年8月8日と2021年10月10日の差なども、エクセルを使えば簡単に計算することができます。
エクセルで日付の差を計算するには、「DATEDIF」という関数を使います。
DATIF関数の書式は以下の通りです。
第1引数には開始日付を、第2引数には終了日付、第3引数には差を計算するときの単位を入力します。
第3員数には年単位で計算したい場合はy、月単位で計算したい場合はm、日単位で計算したい場合はdを入力します。
エクセルで日付を引き算する実践練習
下記の表を事例に、日付1と日付2の日数の差を計算してみましょう。
計算結果を表示させたいセルを選択して、=DATEDIF(B3,C4,”d”)と入力してください。
日付の差を計算するDATEIF関数を使って、第1引数に開始日、第2引数に終了日、第3引数に日単位を指示する“d”を入力しています。
以上の手順で、2つの日付の差を簡単に計算することができました。
エクセルで時刻を引き算する方法
時刻の差を知りたいときなど、時刻と時刻を引き算することで簡単に計算することができます。
例えば15:23と2:36にどれぐらい時間差があるかなど、暗算では難しいですがエクセルを使えば簡単に計算できます。
時刻の差を計算するには、シンプルに時刻と時刻を引き算で計算するだけです。
こちらのケースであれば、=B3-B4と入力して時刻と時刻を引き算します。
すると時間差を計算して表示することができました。