エクセルで日付と曜日が書かれた日程表やスケジュールを作る場合、皆さんはどのように曜日を入力していますか?
カレンダーを確認しながら曜日を1つ1つ手入力している方も多いと思いますが、エクセルでは日付から自動的に曜日を入力することが可能です。
この記事ではExcel(エクセル)で日付から曜日を自動入力する方法ついて、初心者にも分かりやすく詳しく解説していきたいと思います。
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エクセルでは日付から曜日を自動入力できる
エクセルで日程表などを作る時に、下記のように日付と曜日を並べた表を作ることが多いと思います。
日付を入力したいセルを選択した状態で、キーボードでCtrl+;を押すことで本日の日付を入力することができます。
日付が入力されたセルを起点に「オートフィル機能」を使えば、連続する日付を自動的に入力することも可能です。
さて、上記の手順で日付は簡単に入力することができましたが、今回取り上げたいのは日付と連動する曜日の入力方法です。
カレンダーを確認しながら曜日を1つ1つ入力している方も多いですが、エクセルでは日付から自動的に曜日を入力することができます。
さらに土日のセルだけ別の色に変えるのも、エクセルであれば自動で設定することが可能です。
エクセルを使って日程表を作る機会は多いと思うので、ぜひこの記事を参考に曜日の自動入力を習得してみてください。
エクセルで日付から曜日を自動で入力する方法
ここからはエクセルで日付から曜日を自動で入力する方法を解説していきます。
エクセルで曜日を自動入力する方法としては、以下の2つのやり方が一般的です。
- 日付の書式設定を変更して曜日を表示する
- 関数を使って曜日を自動入力する
では、それぞれの方法について詳しい手順をご紹介していきましょう。
エクセルで日付の書式設定で曜日を入力する方法
まずはエクセルで日付の書式設定を変更して曜日を表示させる手順をご紹介していきます。
デフォルトでは日付を入力すると2022/3/19と表示されますが、書式設定を変更することで2022/3/19(土)という感じで日付と曜日をセットで表示することができます。
書式設定を変更して曜日を表示する方法では、日付と同じセルにセットで表示することもできますし、日付と別のセルに単独で表示することもできます。
日付と同じセルに曜日を表示する方法
まずは日付と同じセルに曜日を表示する手順を解説していきます、
日付が入力されているセルを選択した状態で、右クリックを押して表示されるメニューからセルの書式設定をクリックします。
するとセルの書式を変更することができる、専用の設定画面が表示されます。
ちなみにセルを選択している状態でキーボードのCtrl+1を押すことでも、同様に書式設定の画面を開くことができます。
設定画面左にある分類一覧からユーザー定義を選ぶと、書式の種類には「yyyy/m/d」と表示されているはずです。
これは2022/3/19と「年/月/日」の形式で表示することを意味しているので、年月日に加えて曜日も表示される形式になるように追記をしていきましょう。
ユーザー定義で曜日を表示したい場合は、下記のようにいくつかのパターンが存在します。
ユーザー定義 | 表示例 |
aaa | 月 |
aaaa | 月曜日 |
ddd | Mon |
dddd | Monday |
例えば「2022/3/19/土」と表示したい場合は、yyyy/m/d/aaaと入力しましょう。
他にも「2022/3/19(土)」という感じで曜日をカッコで囲みたい場合は、yyyy/m/d(aaa)と入力します。
最後に右下のOKをクリックすれば完了です。
以上で、書式設定の変更で日付と同じセルに曜日を表示することができました。
日付と別々のセルに曜日を表示する方法
続いて、日付と別のセルに曜日を表示する手順を解説していきます。
まずは曜日を入力したいセルに日付をコピペしてください。
コピペした日付を選択した状態で、右クリックからセルの書式設定をクリックします。
設定画面左にある分類一覧からユーザー定義を選び、デフォルトで記入されている「yyyy/m/d」を削除して曜日を表示する形式を記入していきます。
先ほどもご紹介したように、ユーザー定義で曜日を表示するには以下の4つのパターンがあります。
ユーザー定義 | 表示例 |
aaa | 月 |
aaaa | 月曜日 |
ddd | Mon |
dddd | Monday |
例えば「月曜日」と表示したい場合は、aaaaと入力しましょう。
他にも「(月)」という感じで曜日をカッコで囲みたい場合は、(aaa)と入力します。
最後に右下のOKをクリックすれば完了です。
以上で、書式設定の変更で日付とは別のセルに曜日を入力することができました。
エクセルで関数を使って曜日を自動入力する方法
ここからは、エクセルで関数を使って曜日を自動入力する方法をご紹介していきます。
エクセルで曜日を自動入力するには、「TEXT」という関数を使います。
TEXT関数の書式は以下の通りです。
第1引数では日付が入力されているセルを指定し、第2引数では曜日の表示形式を指定します。
曜日の表示形式は書式設定の時にも解説しましたが、以下の4つの表示パターンから選ぶことができます。
ユーザー定義 | 表示例 |
aaa | 月 |
aaaa | 月曜日 |
ddd | Mon |
dddd | Monday |
例えば「月曜日」と表示したい場合は、TEXT関数の第2引数には“aaaa”と入力するのが正解です。
下記の表でTEXT関数を使いたい場合、まず先頭のセルに=TEXT(B2,”aaaa”)と入力すれば曜日を表示することができます。。
オートフィルで他のセルにもコピペすることで、曜日を連続で入力することができました。
以上の手順で、TEXT関数を使って日付から曜日を自動入力することができました。
TEXT関数で曜日にカッコを付ける方法
TREXT関数の第2引数には()や【】を加えることで、(月)や【土】など曜日をカッコで囲んで表示させることも可能です。
()で曜日を囲みたい場合は、=TEXT(日付,”(aaa)“)と入力します。
【】で曜日を囲みたい場合は、=TEXT(日付,”【aaa】“)と入力します。
もちろん上記2つのカッコ以外の文字・記号でも同様に設定が可能なので、お好みの表示形式に合わせて入力してみてください。
エクセルで特定の曜日の色を変更する方法
ここではエクセルで日程表を作るときに役立つ便利技として、特定の曜日の色を自動的に変更する方法をご紹介します。
例えば平日と休日を分かりやすく区別するために、下記の表のように土日だけセルの色を変更することが多いと思います。
データが膨大な場合は手作業で書式を変更するとなると面倒ですが、「条件付き書式」という機能を使うことで特定の曜日の色を自動で変更することが可能です。
曜日が入力されているセルを選択した状態で、ホームタブにある条件付き書式から新しいルールをクリックします。
新しい書式ルールの設定画面が表示されるので、指定の値を含むセルだけを書式設定を選びます。
続いてルールの内容を特定の文字列に変更し、色を変更したい特定の曜日を入力します。(ここでは(土)と入力)
次に右下にある書式のボタンをクリックします。
すると書式の設定画面が表示されるので、ここから自由に書式を指定することが可能です。
塗りつぶし色を変更したい場合は、書式設定の画面から塗りつぶしのタブを選択して、カラーパレットから好きな色を選んでOKをクリックします。
すると先ほどの設定画面に戻るので、最後に右下のOKをクリックすれば完了です。
以上の手順で、特定の曜日のみ色を自動で変更することができました。
特定の曜日の書式を変更するより詳しい解説については、こちらの「エクセルで特定の曜日の色を変える方法」を参考にしてください。
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