足し算など簡単な数式であればパワーポイントでも入力できると思いますが、あなたは分数や微分積分など複雑な数式を入力する方法を知っていますか?
実はパワーポイントには数式を挿入する機能が用意されていて、この機能を使えば難しい数式も簡単に入力することができるんです。
そこでこの記事では、PowerPointで分数・微分積分・関数など難しい数式を入力する方法について、初心者の方でも分かりやすいように画像とセットで解説したいと思います。
この記事の概要
- パワーポイントで難しい数式を簡単に入力する方法
では、詳しく解説していきます。
パワーポイントの数式機能を使えば難しい数式も簡単に挿入できる
パワーポイントには数式を簡単に挿入できる数式挿入機能が搭載されており、この機能を使えば複雑な数式も簡単に入力することが可能です。
例えば、このような本格的な分数も簡単に入力することができます。
他にも積分など複雑な数式も簡単に入力することができます。
二次方程式の解の公式なんかテキストで簡単に入力できます。
パワーポイントで数式を入力する方法
パワーポイントで数式を入力する方法を解説していきます。
今回は、こちらの画像にある積分を例に解説していきますね。
まずは挿入タブにあるπのマークが書かれた数式をクリックします。
すると数式用のテキストボックスがスライドに追加されます。
数式のテキストボックスを選択すると、リボン部分に数式関連のコマンドが表示されます。
数式を入力していくには、まず構造の項目にある数式構造を選んでいきます。
大きなカテゴリとして以下の11の数式構造が用意されています。
![]() | 分数 |
![]() | 上付き/下付き文字 |
![]() | べき乗根 |
![]() | 積分 |
![]() | 大型演算子 |
![]() | かっこ |
![]() | 関数 |
![]() | アクセント |
![]() | 曲数と対数 |
![]() | 演算子 |
![]() | 行列 |
今回は積分を使いますので、積分をクリックします。
すると積分関連の構造一覧が表示されます。
ここでは二十積分(上下端値あり)を選びます。
すると二十積分の箱が挿入されました。
数値を入力する3つの箱が用意されているので、それぞれに数値を入力していきます。
数値を入力したいボックスをクリックして選択します。
ボックスが選択されている状態で、数値を入力していきます。
数式内のボックスには別の数式を入力することも可能です。
入力したいボックスを選択した状態で、 数式タブから挿入したい数式構造を選びます。
すると数式の中に別の数式を入力することができました。
上記の手順を繰り返し行っていくことで、下記のような複雑な数式が完成するのです。
数式の書式を変更する
入力した数式は通常のテキストと同じように、文字サイズや文字色を変更することができます。
文字サイズを変更したい場合は数式を選択した状態で、ホームタブからフォントサイズの拡大・縮小をクリックするだけです。
文字色を変更したい場合は数式を選択した状態で、ホームタブにあるフォントカラーから好きな色をクリックするだけです。
インク機能で手書きで数式を入力する
パワーポイントに搭載されるインク機能を使えば、手書きで書いた数式をそのまま入力することも可能です。
数式タブの中にあるインク機能をクリックします。
すると手入力できる専用画面が表示されるので、タッチまたはマウスで数式を入力します。
プレビュー画面で確認しながら、問題がなければ挿入をクリックします。
すると手書きで書いた数式をスライド内に挿入することができました。
パワーポイントで入力できるよく使われる数式
ここからはパワーポイントで入力できる数式をご紹介します。
かなりの数があるので全てを紹介することはしませんが、よく使われる代表的な数式をいくつかご紹介させていただきます。