パワーポイントの行間・段落を調整する方法を解説!プレゼンで見やすいおすすめの設定は?

定時でカエル
PowerPointで行間や段落のサイズを調整したいです。
オフィスうさぎ
読みやすい資料を作るために、行間や段落サイズを調整することはとても重要だよ。この記事ではPowerPointで行間・段落を調整する方法や、おすすめのサイズを紹介していくね。

ぱっと見たときに読みやすく美しい資料を作るためには、文字と文字の間に適切な余白を作ることが重要です。

文字と文字の間にある余白を作るとは、つまり行間や段落のサイズを調整することを意味します。

パワーポイントは行間や段落のサイズを設定で細かく調整できますが、少し設定方法が分かりづらいのも事実です。

そこでこの記事ではPowerPoint(パワーポイント)の行間・段落を調整する方法とおすすめ設定ついて、初心者の方でも分かりやすいように画像とセットで解説していきます。

パワーポイントの行間と段落とは

行間と段落がごっちゃになっている方もいるので、まずは行間と段落という言葉の意味について解説しておきます。

行間と段落の違いをビジュアルで解説した画像がこちらです。

パワーポイントの行間と段落とは

行間」は改行を含む同じ文章同士の間で、「段落」は異なる文章の塊と塊りの間です。

この後の説明でも行間と段落という言葉を繰り返し使っていくので、それぞれの違いをしっかりと理解してください。

パワーポイントで行間を調整する方法

まずはパワーポイントで行間を調整する設定方法を解説します。

行間を変更したいテキストを選択した状態で、ホームタブにある行間マークをクリックします。

パワーポイントで行間を調整する方法

するとメニュータブが開かれるので、行間のオプションをクリックします。

パワーポイントで行間を調整する方法

すると設定画面が表示されるので、インデントと行間隔のタブから行間を調整することがきます。

パワーポイントで行間を調整する方法

設定画面に行間(N)という項目があり、ここの設定を変更することで行間を調整することができます。

パワーポイントで行間を調整する方法

行間を調整する設定方法としては以下の2つの方法があります。

  1. 固定値で行間を調整する方法
  2. 倍率で行間を調整する方法

パワーポイントで行間を固定値で調整する方法

行間を固定値で調整する方法では、具体的な数値を指定することで行間サイズを変更できます。

設定画面で行間の項目から固定値を選び、間隔にお好みの数値を指定します。

パワーポイントで行間を固定値で調整する方法

フォントサイズが32の場合に固定値でフォントサイズと同じ数値にすると、こちらの画像のように行間が0の状態になります。

パワーポイントで行間を固定値で調整する方法

フォントサイズより数値を大きくすれば行間が広くなり、数値を小さくすれば行間が狭くなります。

パワーポイントで行間を固定値で調整する方法

ちなみにフォントサイズを変更しても行間は固定値で変わらないので、フォントサイズを変更したときは行間も再調整することを忘れないようにしておきましょう。

パワーポイントで行間を倍率で調整する方法

行間を倍率で調整する方法では、フォントサイズに対しての倍率を指定することで行間を設定することができます。

設定画面で行間の項目から倍率を選び、間隔にお好みの倍率を入力します。

パワーポイントで行間を倍率で調整する方法

倍率は0.01単位で入力することができ、0から9.99までの数値を入力することができます。

倍率の数値を大きくすれば行間が広くなり、数値を小さくすれば行間が狭くなります。

パワーポイントで行間を倍率で調整する方法

パワーポイントで行間のおすすめ設定

行間は倍率1.2倍ぐらいに設定しておくと、ぱっと見たときに読みやすくておすすめです。

パワーポイントで行間のおすすめ設定

倍率で指定する場合は1.2を、固定値で指定する場合はフォントサイズ×1.2の数値を入力するだけです。

パワーポイントで行間のおすすめ設定は1.2倍

ただしフォントサイズや種類によっても行間は見え方が異なるので、あくまで参考値として覚えておきましょう。

パワーポイントで段落を調整する方法

ここからは、パワーポイントで段落を調整する方法をご紹介します。

段落とは冒頭でも解説したように、異なる文章の塊と塊の余白になります。

 

段落を変更したいテキストを選択した状態で、ホームタブにある行間マークをクリックします。

パワーポイントで段落を調整する方法

するとメニュータブが開かれるので、行間のオプションをクリックします。

パワーポイントで段落を調整する方法

すると設定画面が表示されるので、インデントと行間隔のタブをクリックして表示します。

パワーポイントで段落を調整する方法

間隔のカテゴリ内に段落前という項目があるので、この数値を変更することで段落サイズを広くしたり狭くすることができます。

パワーポイントで段落のおすすめ設定

フォントサイズや種類によっても見え方は異なりますが、段落サイズは1.8ptぐらいがおすすめです。

パワーポイントで段落のおすすめ設定

パワーポイントで段落と改行を使い分ける方法

上記で解説した手順で段落サイズを設定すると、文章を改行したときにも段落時と同じ余白ができてしまいます。

パワーポイントで段落と改行を使い分ける方法

通常パワーポイントで改行するにはenterキーを1回、段落をあけたいときはenterキーを2回押すはずです。

改行も段落も同じEnterキーでの操作になるため、段落サイズの設定が改行時にも適用されてしまうのです。

改行も段落もEnterキーで操作することができますが、正式には改行と段落で操作方法は異なります

改行を行いたいときは、キーボードのShift + Enterを押します。

パワーポイントで段落と改行を使い分ける方法

段落を行いたいときは、キーボードのEnterをおします。

パワーポイントで段落と改行を使い分ける方法

つまり、改行をEnterではなくShift + Enterで行うことで、段落の設定が改行に適用されることを回避することができるのです。