この記事ではパワーポイントのノート機能の使い方ついて、初心者の方でも分かりやすいように詳しく解説していきます。
パワーポイントのノートは意外に奥が深い機能なので、普段ノートを当たり前のように使っている方でも知らない便利ワザがあると思いますよ。
では、詳しく解説していきましょう!
動画でも解説しています
パワーポイントのノート機能とは
パワーポイントのスライドがあるエリアのさらに下部分には、「ノート」と呼ばれるスライドの原稿や補足情報を記載できる専用のエリアが用意されています。
ノートに書いた内容は発表時には自分の画面だけに表示することができるので、話したいことを書いておくことでカンペとして使うことが可能です。
パワーポイントでノートに入力する方法
ここでは、パワーポイントでノートに入力していく方法を解説していきます。
スライドの下側にある画像の赤枠で囲んでいる領域が、ノートを入力する専用エリアになります。
このノートを入力するエリアを表示するには、画面最下部にあるノートと書かれたボタンをクリックするだけです。
スライドエリアとノートエリアの境目をクリックしながら上下に動かすことで、ノートのエリアを広くしたり小さくしたりすることもできます。
ノートに図形や画像を入力する方法
ノートには文字だけではなく図形や画像を入力することができます。
ただし、上記手順で解説した手順ではノートに文字しか入力できません。
ノートで図形や画像を入力するには、まずは表示タブからノートをクリックします。
するとスライドとノート部分がセットで表示される、ノート表示モードに切り替わります。
ノート表示モードに変更することで、ノート部分に文字だけではなく図形や画像を入力することができるようになります。
ノート表示モードに変更するショートカット
Alt → W → T
F10 → W → T
定時でカエル大変です!知らないボタンを押したら、PowerPointの表示画面が変わってしまいました!オフィスうさぎそれはPowerPointの表示モードが変わったからだよ。PowerPointには6[…]
パワーポイントでノートをカスタマイズする方法
ここではパワーポイントのノートをカスタマイズする方法について解説していきます。
ノートの書式やレイアウトをカスタマイズするには、通常モードではなくノート表示モードにで設定をしていきます。
ノート表示モードに切り替えるには、表示タブにあるノートをクリックするだけです。
ノートの文字サイズ・色など書式を変更する方法
まずはノートで文字サイズ・色など書式を変更する方法について解説していきます。
ノート表示モードでは通常のスライと同じ手順で、ノートに書いた文字の書式を変更していくことができます。
例えば、ノートに書いてある文字のサイズを大きくしたり、文字の色を変更したりも可能です。
ノート表示モードでレイアウト・余白を調整する方法
ノート表示モードでは上半分がスライド・下半分がノートになっていますが、このレイアウトを自由にカスタマイズすることも可能です。
例えば、スライド部分をもっと小さくしてノートエリアを大きくしたり
スライド部分を削除してノートのみ表示することも可能です。
ノートマスターからノートの書式を一括で変更する
全てのノートの書式を一括で変更したい場合、ノートマスターから設定を変更していきます。
まずは表示タブにあるノートマスターをクリックします。
するとノートマスターを表示することができした。
このノートマスターからレイアウトや書式を変更すれば、全てのノートに一括で変更を反映させることができます。
パワーポイントで発表時にノートを自分の画面だけに表示する方法
ここからはプレゼン時にノートをカンペとして使うために、パワーポイントのノートを相手にみせずに自分の画面だけに表示する方法を解説していきます。
ノートを自分の画面だけに表示したい場合、パワーポイントに用意されている発表者モードという機能を活用していきます。
発表者モードの画面ではスライドと一緒にノートを表示することができます。
そのためパワーポイントで作った資料を説明するときは、自分の画面には発表者モードを表示し、相手が見るプロジェクターやモニターにはスライドのみを映す設定をしていきます。
では、具体的な手順を解説していきましょう。
まずはWindowsの設定アプリから、モニターやプロジェクターに接続時の表示設定を変更していきます。
ウィンドウズの設定アプリを開いて、メニューからシステムをクリックしてください。
左サイドバーのディスプレイをクリックし、複数ディスプレイの表示方法を表示画面を拡張するに設定します。
続いてパワーポイントから発表者モードの表示設定を変更していきます。
スライドショータブから発表者ツールを使用するにチェックをいれます。
以上の手順によって、自分の画面には発表者モードを表示し、相手にはスライドのみを表示させる設定の完了です。
発表者モードでノートを大きく表示する
発表者モードに表示されるノートが小さくて読みづらい場合、設定を変更することでノートの文字サイズを大きく表示することが可能です。
発表者モードのノート部分の下にある、フォントサイズを変更するボタンをクリックします。
するとノート部分の文字サイズを大きくすることができました。
パワーポイントでノートが表示されないときの対処法
ここではパワーポイントでノートが表示されないときの対処法について解説していきます。
ノートの入力画面が表示されないときの対処法
パワーポイントの編集画面でノートが表示されない場合、下記の対処法を試してみてください。
スライド編集画面の最下部にあるノートと書かれたボタンをクリックすることで、ノートを入力するエリアを表示することができます。
また表示タブからノートのボタンをクリックすることでも、同様にノートを入力するエリアを表示することができます。
発表時にノートが表示されないときの対処法
発表時にスライドショーを開始しても自動的に自分のパソコンの画面が発表者モードにならない場合、下記の対処法を試してみてください。
まずはスライドショーの画面で右クリックをします。
右クリックのメニューから発表者ツールを表示をクリックします。
すると自分の画面を発表者モードに切り替えることができました。
発表者ツールの詳しい使い方については、こちらの「パワーポイントの発表者ツールの使い方!zoomやTeamsで発表者ツールを表示する方法も」をご覧ください。
パワーポイントでノートを印刷する方法
ここでは、パワーポイントのノートを紙で印刷する方法について解説していきます。
最初にファイルタブをクリックし、左サイドバーにある印刷を選びます。
すると印刷の設定画面が開きます。
印刷の設定画面から、フルページサイズのスライドをクリックします。
するとメニューが開かれるので、印刷レイアウトからノートをクリックして選びます。
以上の設定で印刷することで、スライドとノートをセットで印刷することができるようになりました。
パワーポイントでノートを印刷するより詳細の解説は、こちらの「パワーポイントでノートを印刷する方法」を参考にしてください。
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上記記事では普通にノートを印刷する方法以外にも、一枚の用紙に複数のノートを同時印刷する方法なんかも解説しています。
ファイル内のすべてのノートを一括で削除する方法
ここでは、パワーポイントのノートを一括で削除する方法について解説していきます。
まずはファイルタブをクリックし、左サイドバーのメニューから情報を選びます。
続いて、問題のチェックと書かれたボタンをクリックし、表示されるメニューからドキュメント検査を選びます。
表示されるドキュメントの検査の専用画面から、プレゼンテーションノートにチェックをつけて検査をクリックします、
最後にプレゼンテーションノートの項目にあるすべて削除のボタンをクリックします。
以上の手順で、ファイル内のすべてのノートを一括で削除することができました。