パワーポイントで関連するスライドをグループ化する「セクション」の使い方と活用法!セクションを追加・削除・非表示する方法など徹底解説

PowerPointのセクションの使い方・活用法
定時でカエル
スライド枚数の多いPowerPointの資料は、どこにどのスライドがあるのか分からなくなるよね。何かいい対処法はないのかなぁ。
オフィスうさぎ
PowerPointの「セクション」という機能を使えば、スライド枚数の多い資料でも簡単に管理できるよ。関連するスライドをグルーピングできる、セクション機能について解説していくね。

長時間のプレゼンテーションで使うパワポ資料など、スライドの枚数が何十枚と多い資料を作ることも多いと思います。

大量にスライドがあると目的の資料を見つけるのに時間がかかったり、編集や順番の入れ替えが面倒だったりと、とにかく後からの管理が大変になりますよね。

そんな悩みを解決してくれる便利な機能として、パワーポイントには”セクション“と呼ばれるスライドをグルーピングできる機能があります。

PowerPointのセクション

セクションによってグルーピングされた資料は、セクション単位で編集ができたり、セクション単位でスライドの順番を入れ替えることが可能です。

正直使っている人があまりいないマイナーな機能ですが、めちゃくちゃ便利な機能なので覚えておいて損はありません。

そこでこの記事ではPowerPointのセクションの使い方について、初心者の方でも分かりやすいように画像とセットで解説したいと思います。

この記事の概要

  • スライドをグルーピングするセクションの使い方を解説

この記事をおすすめしたい人

  • スライド枚数の多いパワポ資料の管理を効率的に行いたい人
  • セクショ機能の具体的な活用方法が知りたい人

では、詳しく解説していきます。

パワーポイントのセクションとは

パワーポイントに搭載される「セクション」とは、見出しをつけて関連するスライドをグルーピングすることができる機能です。

例えば「商品」「価格」「訴求」「販売チャネル」といった感じで、スライドに見出しをつけて塊り毎に区切ることができます。

PowerPointのセクション

セクション単位で編集ができる

スライドにセクションを追加することで、セクション単位でスライドの編集が可能です。

例えば特定のセクションに含まれるスライドだけ、他とデザインテーマを変更するといったこともできます。

セクション単位でスライドを編集する

他にもセクション単位でスライドの並び順を入れ替えたり、セクション単位でスライドを削除したりすることも可能です。

セクション単位で表示・非表示を操作できる

スライドにセクションを追加することで、セクション単位でスライドの表示・非表示の設定が可能です。

パワーポイントで特定のセクションを非表示にする

さらに全てのセクションを折りたたむことで、スライド全部を非表示にすることも可能です。

パワーポイントで全てのスライドを非表示にする

セクション単位で印刷ができる

スライドにセクションを追加することで、印刷時に指定したセクションだけを選択してプリントすることが可能です。

PowerPointで特定のセクションのみ印刷する

関連:パワーポイントで印刷時の余白をなくす方法

関連記事

定時でカエルPowerPointで作った資料を印刷したら、外枠みたいに余白ができてしまいます。余白をなくして印刷する方法を教えてください。オフィスうさぎ背景が白じゃないスライドだと印刷時の余白が目立っ[…]

パワーポイントで印刷時の余白をなくす方法

パワーポイントのセクションの使い方

パワーポイントのセクションの使い方について解説をしていきます。

セクションを追加する方法

左サイドバーのスライド一覧からセクションを追加したい箇所にカーソルを合わせて、右クリックからのセクションの追加をクリックします。

パワーポイントでセクションを追加する方法

するとセクション名を記入するポップアップが表示されるので、お好きなセクション名を入力して名前の変更をクリックします。

パワーポイントでセクションを追加する方法

以上の手順でセクションを追加することができました。

パワーポイントでセクションを追加する方法

上記以外の手順としては、セクションを追加したい箇所を左クリックし、ホームタブにあるセクションメニューからセクションを追加をクリックするだけです。

パワーポイントでセクションを追加する方法

以上の手順を繰り返し別のセクションを追加していけば、複数のセクションでスライドをグルーピングすることができました。

パワーポイントでセクションを追加する方法

セクションの名前を変更する方法

名前を変更したいセクションを右クリックして、表示されるメニューからセクション名の変更を選択します。

パワーポイントの名前を変更する方法

するとセクション名を記入するポップアップが表示されるので、お好きなセクション名を入力して名前の変更をクリックします。

パワーポイントでセクションの名前を変更する方法

以上の手順でセクション名を変更することができました。

パワーポイントでセクションの名前を変更する方法

上記以外の手順としては、名前を変更したいセクションを左クリックし、ホームタブにあるセクションメニューからセクション名を選択すれば同様の操作が可能です。

パワーポイントの名前を変更する方法

追加したセクションを削除する方法

追加したセクションを削除するには消したいセクションを右クリックして、表示されるメニューからセクションを削除を選択します。

PowerPointでセクションを削除する方法

全てのセクションを一括で削除したい場合は、どれでもいいのでセクションを右クリックし、表示されるメニューからすべてのセクションを削除を選択します。

PowerPointですべてのセクションを削除する方法

上記以外の手順としては、削除したいセクションを左クリックし、ホームタブにあるセクションメニューからセクションを削除を選択すれば同様の操作が可能です。

PowerPointですべてのセクションを削除する方法

セクション単位でスライドのテーマを変更する

変更したいセクションを左クリックで選択した状態で、デザインタブからお好みのテーマを選択します。

セクション単位でデザインテーマを変更する方法

すると選択したセクションに含まれているスライドのみ、選択したデザインテーマに変更することができました。

セクション単位でスライドを編集する

セクション単位でスライドを削除する方法

セクション単位でスライドを一括で削除したい場合、削除したいセクションのスライドを右クリックして、表示されるメニューからセクションとスライドの削除を選択するだけです。

PowerPointですべてのセクション単位でスライドを削除する方法

するとセクションとそこに含まれるスライドをまとめて削除することができました。

セクション単位でスライドを表示・非表示にする方法

セクション単位でスライドを非表示にしたい場合、セクション名の横にある三角マーク▶をクリックします。

セクション単位でスライドを表示・非表示にする方法

するとセクションが折りたたまれて、スライドを非表示にすることができます。

セクション単位でスライドを表示・非表示にする方法

非表示にしたセクションのスライドを再表示したい場合は、もう一度をクリックすれば再表示することができます。

セクション単位でスライドを表示・非表示にする方法

全てのセクションを表示・非表示にする方法

ちなみにセクションを全て非表示にしたい場合は、どれでもいいのでセクションを右クリックし、表示されるメニューからすべて折りたたみを選択します。

PowerPointで全てのセクションを非表示にする方法

すると全てのセクションにあるスライドを非表示にすることができました。

PowerPointで全てのセクションを非表示にする方法

全てのセクションを再表示したい場合は、どれでもいいのでセクションを右クリックし、表示されるメニューからすべて展開を選択します。

PowerPointで全てのセクションを再表示する方法

すると全てのセクションにあるスライドを再表示することができました。

PowerPointで全てのセクションを再表示する方法

上記以外の手順としては、ホームタブにあるセクションメニューから、すべて折りたたみまたはすべて展開を選択することでも同様の操作が可能です。

PowerPointで全てのセクションを非表示・表示の方法

セクション単位でスライドを移動する方法

セクション単位でスライドの並びを変更したい場合、移動したいセクションを左クリックしたまま移動したい場所までドラッグ&ドロップするだけです。

セクション単位でスライドを移動する方法

上記以外の手順としては、移動したいセクションを右クリックして、表示されるメニューからセクションを上へ移動またはセクションを下へ移動を選択します。

セクション単位でスライドを移動する方法

特定のセクションのみ印刷する方法

印刷画面で設定をクリックし、セクションの中から印刷したいセクションを選択するだけです。

PowerPointで特定のセクションのみ印刷する

以上の手順で特定のセクションのみ印刷の対象にすることができます。

よく使うセクションの活用法

ここからは個人的によく使うセクションの活用事例をご紹介してみます。

パワーポイントの活用の仕方も会社によって違いはあると思いますが、1つの事例として参考にしてみてください。

日本語と英語の資料でセクションを分ける

日本人向けに説明する日本語の資料と、外国人向けに説明する英語の資料を、1つのパワーポイントのファイルで管理することがあります。

そのような場合は日本語英語というセクションを作成すると、異なる言語の資料でも1つのファイル内で管理しやすくなるはずです。

修正前資料と修正後資料でセクションを分ける

1つのパワーポイントのファイルの中に、修正前と修正後の資料を両方保存しておくことってあると思います。

そのような場合は古いバージョン最新バージョンというセクションを追加するのがおすすめです。

それ以外にも2021/07/012021/07/05のように、日付で管理できるセクションを追加するのもおすすめです。

作成者以外の人が見てもどの資料がいつ時点のものか分かりやすいですし、説明時に古い資料を非表示にすることもできるのでおすすめです。

想定するQ&Aの内容で補足資料でセクションを使い分ける

プレゼンテーションだとメインの報告資料以外にも、想定されるQ&Aについて補足資料を準備することがあると思います。

そのような場合は○○について聞かれたときいった感じで、想定する質問でセクショを追加すると質疑応答がスムーズになるのでおすすめです。