パワーポイントで作る資料は画像や図形を使うことが多いと思いますが、オシャレな資料にするテクニックの1つに「画像や図形の透過」があります。
例えば、こちらの画像は透明度の異なる同じ画像を並べたものです。
こちらは透明度の異なる同じ図形を並べたものです。
同じ画像や図形でも透明度が違うだけで、色味や雰囲気が全然違うことが分かるかと思います。
透明度を変更するカスタマイズはオシャレな資料を作る以外にも、重要度の軽重をビジュアルで表現するときにも役立つ非常に便利なテクニックです。
そこでこの記事ではPowerPoint(パワーポイント)で画像・図形を透過する方法ついて、初心者の方でも分かりやすいように画像とセットで解説していきたいと思います。
ちなみに画像の背景を透明にしたいという方は、こちらの「パワーポイントで画像の背景を透明にして削除する3つの方法」を参考にしてみてください。
パワーポイントで図形を透過して半透明にする方法
ここではパワーポイントの図形の透明度を変更して半透明にする方法を解説します。
透明にしたい図形を選択した状態で右クリックをして、表示されるメニューから図形の書式設定をクリックします。
すると書式の設定画面が表示されるので、塗りつぶしの項目から透明度の数値をお好みで変更します。
以上の手順で、図形を透過することができました。
パワーポイントで画像を透過して半透明にする方法
ここではパワーポイントで画像の透明度を変更して半透明にする手順を解説します。
パワーポイント2016以前のバージョンの手順は、次の項で詳しく解説をしています。
まずは透明度を変更したい画像を選択した状態で、図の形式タブから透明度のボタンをクリックします。
すると透明度の異なる画像のプレビューが表示されるので、お好みの透明度の画像をクリックして選択するだけです。
以上で、画像を半透明に変更することができました。
ちなみに透明度をもっと細かく変更したい方は、透明度のメニューから図の透明度のオプションをクリックします。
すると画像の書式設定画面が表示されるので、透明度の数値を変更することで細かく設定することが可能です。
パワーポイント2016以前のバージョンで画像を透過する方法
パワーポイント2016以前は図形の透明度は変更できましたが、画像の透明度を変更する機能のには未対応でした。
そのためパワーポイント2016以前のバージョンをお使いの場合、画像を透過するには画像を図形に置き換える手順が必要になります。
まずは挿入タブから図形をクリックして、図形の一覧から四角形を選びます。
次に、透過したい画像と同じサイズの四角形を作成します。画像の上に重ねて作るのがコツです。
続いて透過したい画像をコピーします。
先ほど作成した四角形を右クリックし、表示されるメニューから図形の書式設定をクリックします。
すると図形書式の設定画面が表示されるので、塗りつぶしの項目から塗りつぶし(図またはテクスチャ)にチェックをいれて、画像ソースからクリップボードを選択します。
すると先ほどコピーした画像を、図形に貼り付けることができました。
後は先ほどの書式設定の画面から、透明度の数値を変更するだけです。
以上で、パワーポイント2016以前バージョンでも画像を透過することができました。
パワーポイントでテキストを透過して半透明にする方法
ちなみに画像や図形だけではなく、パワーポイントではテキストの透明度を変更することも可能です。
手順は図形の透明度を変更する方法と同じで、透過したいテキストを右クリックして、表示されるメニューから図形の書式設定をクリックします。
すると書式の設定画面が表示されるので、文字のオプションのタブにある塗りつぶしの項目から、透明度の数値を変更すれば完了です。
以上の手順で、テキストも透過することができました。