エクセルでアンケートや確認リストを作る時に便利なのが、クリックすることでレ点をつけるができる「チェックリスト」という機能です。
この記事ではExcel(エクセル)のチェックボックスを作成・編集・削除する方法ついて、詳しい手順を解説していきたいと思います。
エクセルのチェックボックスとは
チェックボックスとは下記の画像のように、小さな四角形の中にレ点を入力することができるボックスのことです。
クリックだけで簡単にチェックすることができるので、アンケート用紙やTo Doリストなどで使われることが多い機能になります。
チェックボックスにチェックをつける・外す方法
エクセルのチェックボックスにチェックをつけるには、ボックス上で左クリックをするだけます。
チェックを外したいときも同じように、ボックス上で左クリックをするだけです。
チェックボックスの便利な使い方
チェックボックスはクリックだけで簡単にチェックをつけることができるので、エクセルで作られる様々な資料で使われる機能です。
中でも「アンケート用紙」や「To Doリスト」など、複数の項目から該当する項目を選ぶときに使われることが多いです。
アンケート用紙であればこんな感じで選択肢とセットで使われますし、
To Doリストであればこんな感じでやるべき事とセットで使われます。
エクセルでチェックボックスを作成する方法
ここではエクセルでチェックボックスを挿入して作成する方法を解説していきます。
開発タブをリボンに追加する
チェックボックスを使うための最初の手順として、エクセルのリボンに「開発タブ」を追加していきます。
まずはファイルタブをクリックしてください。
続いて、左サイドバーからオプションをクリックします。
エクセルのオプション画面が表示されるので、リボンのユーザー設定を選び、開発にチェックを入れてOKをクリックします。
以上の手順で、エクセルのリボンに開発タブを追加することができました。
エクセルにチェックボックスを挿入する
上記手順で開発タブを追加することができましたので、続いてチェックボックスを挿入する手順を解説していきます。
先ほど追加した開発タブにある挿入をクリックし、フォームコントロールの中にあるチェックボックスのマークをクリックします。
図形を追加するときと同じ描写モードに切り替わるので、お好きなサイズでチェックボックスを描写します。
以上の手順で、セル上にチェックボックスを挿入することができました。
ご覧のようにデフォルトだとチェックボックスの横にテキストがありますが、このテキストは編集によって削除・変更することができます。
チェックボックスを右クリックして、表示されるメニューからテキストの編集をクリックします。
すると編集モードに切り替わるので、テキスト部分を削除したり変更することができるようになります。
チェックボックスを別のセルにコピーする
上記手順でチェックボックスを挿入することができたので、最後に他の選択肢・項目にもチェックボックスをコピペしていきましょう。
チェックボックスをコピペするには、チェックボックスを右クリックで選択した状態で、通常のコピペと同様にキーボードのCtrl+ C/Vを押すだけです。
上記の手順ではチェックボックスを1つ1つコピペすることになりますが、オートフィルという機能を使えばさらに効率良くコピペすることも可能です。
チェックボックスが挿入されているセルを選択すると、セルの右下に「点」が表示されます。
右下の点にカーソルを合わせて、左クリックを押しながらコピペしたい箇所までカーソルを移動させます。
するとチェックボックスを一括でコピペすることができました。
今回のように連続するセルに一括でコピペしたいときは、こちらの方法が効率が良くておすすめです。
特殊文字でチェックボックスを挿入する
上記の2つのチェックボックスは見た目はほとんど一緒ですが、「左がクリックでチェックの付け外しができるチェックボックス」で、「右が単なる文字でクリックしてもチェックが付け外しができないチェックボックス」です。
ここでは右側にある特殊文字のチェックボックスを挿入する方法をご紹介します。
チェックボックスを挿入したいセルを選択した状態で、まずは挿入タブにある記号と特殊文字をクリックします。
さらにメニューが開かれるので、同じく記号と特殊文字をクリックします。
すると特殊文字の一覧が表示されるので、フォントにWingdingsと入力して、文字コードに254と入力します。
すると特殊文字の一覧の中からチェックボックスを選択できるので、最後に右下の挿入をクリックします。
以上の手順で、セルに特殊文字のチェックボックスを入力することができました。
もちろんこちらは単なる文字なのでクリックしてチェックをつけたりはできませんが、装飾などで利用したいときであれば手っ取り早くでおすすめです。
エクセルのチェックボックスを編集する方法
ここからは、エクセルのチェックボックスを編集する手順を解説していきたいと思います。
チェックボックスを移動する
エクセルに挿入したチェックボックスを好きな位置に移動する手順をご紹介します。
まずはチェックボックスを右クリックで選択状態にします。
右クリックで選択されたと同時にメニューが表示されますが、メニュー以外の箇所を左クリックしてメニューを閉じます。
後は移動したい箇所まで左クリックを押しながらドラッグ＆ドロップを行うだけです。
また右クリックを押しながらドラッグ＆ドロップした後に、ここに移動するを選択することでも同様の操作が可能です。
チェックボックスをセル内に組み込む
チェックボックスの大きさ・サイズを変更する
ここではチェックボックスの大きさを変更する手順をご紹介します。
チェックボックスはご覧のようにデフォルトだとサイズが少し小さめなので、もう少しサイズを大きくしたいときもあると思います。
しかし、テキストや図形と違ってチェックボックスは自由にサイズを調整することはできません。
チェックボックスのサイズを大きくするには、「ActiveX」で作成したチェックボックスを使う必要があります。
まずは開発タブにある挿入をクリックし、表示されるメニューの下段にあるチェックボックスを選択します。
図形を追加するときと同じ描写モードに切り替わるので、セル上にチェックボックスを挿入します。
デフォルトではチェックボックスの横にテキストがありますが、右クリック→チェックボックスのオブジェクト→編集からテキストを削除・変更することができます。
ちなみにActiveXのチェックボックスを選択するには、開発タブにあるデザインモードをクリックする必要があるので注意してね！
続いてチェックボックスを右クリックで選択した状態で、図形の書式タブにある配置から枠線に合わせるをクリックします。
すると枠線に合わせてアイテムのサイズ調整ができるようになるので、チェックボックスの縦横のサイズを1つのセルにぴったり合わせます。
続いて、チェックボックスを右クリックし、コントロールの書式設定をクリックします。
設定画面が表示されるので、セルに合わせて移動やサイズ変更をするにチェックをいれて、最後に右下のOKをクリックすれば設定は完了です。
以上の手順によって、セルのサイズに合わせてチェックボックスのサイズも変更できるようになりました。
エクセルのチェックボックスを削除する方法
ここからはエクセルのチェックボックスを削除する手順をご紹介します。
まずはチェックボックスを右クリックで選択状態にします。
右クリックすると同時にメニューが表示されますが、メニュー以外の箇所を左クリックしてメニューを閉じます。
最後にキーボードのdeleteを押せば、チェックボックスを削除することができます。
チェックボックスを削除できないときの対処法
チェックボックスを削除できない場合、右クリックの後にメニューを閉じていない可能性が非常に高いです。
右クリックをしたときに表示されるメニューが開いている状態だと、deleteキーを押してもチェックボックスを削除することはできません。
チェックボックスを削除する場合は、「左クリックでメニューを閉じる」ことを忘れないようにしておきましょう。
複数のチェックボックスを一括で削除する方法
削除したいチェックボックスが複数ある場合、以下の手順でチェックボックスを一括で削除することができます。
まずはホームタブにある検索と選択からオブジェクトの選択をクリックして、カーソルをオブジェクトの選択モードに切り替えます。
その状態で左クリックを押しながら選択したいアイテムを囲みます。
すると複数のチェックボックスを一括で選択することができます。
最後にキーボードのdeleteを押すことで、複数のチェックボックスを一括削除することができました。
エクセルのチェックボックスの応用技
ここからはチェックボックスと他の機能や関数を組み合わせた応用技をご紹介していきます。
詳しい手順については別記事のリンクを貼っていますので、ぜひそちらも合わせて参考にしてみてください。
チェックボックス同士を連動させる
チェックボックスを連動させることで、1つのチェックボックスにチェックをつけたとき、別のチェックボックスにも自動的にチェックをつけることができます。
もちろんチェックを外したときも同様に、連動してチェックを外すことが可能です。
またこの連動チェックリストを応用すれば、複数のチェックボックスに一括でチェックをつけることも可能です。
詳しい手順については、こちらの「エクセルでチェックボックスを連動させる方法」を参考にしてください。
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チェックボックスと連動して書式を変更する
チェックボックスに「条件付き書式」という機能を組み合わせることで、チェックをつけたときに自動的に書式を変更することができます。
チェックをつけると同時に文字色を変更したり
チェックをつけると同時にセルの塗りつぶし色を変更したりできます。
詳しい手順については、こちらの「エクセルのチェックボックスと連動して書式を自動変更する方法」をご覧ください。
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チェックボックスと関数を組み合わせて集計する
エクセルでチェックボックスと関数を組み合わせることで、チェックボックス単体ではできない様々なことができるようになります。
例えばCOUNTIF関数と組み合わせれば、チェックボックスにチェックをつけた数を自動的に集計することができます。
またIF関数と組み合わせれば、チェックがついているかどうかで表示する文言を切り替えることも可能です。
さらにSUMIF関数などど組み合わせれば、チェックボックスにチェックがついた項目だけの合計値を算出することも可能です。
詳しい手順については、こちらの「エクセルでチェックリストと関数を組み合わせて集計する方法」をご覧ください。
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